復興に向けて「お客さまに喜ばれる商品を!」と、日々努力を重ねている東北の企業を紹介します。
紹介する商品の一部はセブンネットショッピングでも購入することができるので、ぜひご購入ください。
※企業は50音順に紹介しています。

東北かけはしプロジェクト協力企業ピックアップ東北かけはしプロジェクト協力企業ピックアップ

今回ご紹介するのは、3月4日(火)より始まるプロジェクト第8弾で全国展開を果たす『株式会社 丸ほ 保原商店』。
震災を乗り越え、生産を拡大してきた背景を少しだけお伝えします。

株式会社 丸ほ 保原商店

やっと震災前の生産量に戻す目処がつきました。これからは、励ましいただいた方々への恩返しのステージだと思っています。正々堂々、おいしい商品で勝負したいと思っております。

大津波の被害。再生への一歩は『わかめ』から。大津波の被害。再生への一歩は『わかめ』から。

東日本大震災で、三陸の漁港は大津波に飲まれて壊滅的被害を受けました。保原商店もまた大きな被害を受けた被災企業でした。

保原社長

「本社家屋と第1工場も完全に津波に飲まれ被災しましたが、第2工場は奇跡的に被害を免れました。
元々はめかぶ、わかめ以外に牡蠣等の出荷も行っていましたが、牡蠣は種苗からやり直すと収穫まで丸々2年。わかめ・めかぶなら収穫まで1年で済みます。そこで、まずはわかめから復帰することにしました。(めかぶは、わかめの胞子にあたる部分です。)
3年間の苦労の末、出荷量も増え、2014年2月末稼動の新工場を建設するに至り、今年からは、完全に生産量が震災前と同等になる目処がつきました」

続く風評被害とのたたかい。
お客様自身の判断で商品を見てほしい。

保原社長

「風化と風評被害はまだまだ続いています。原発事故の影響で、学校給食等の公的施設はナーバスになっています。公的な施設への納入が難しいので、民間企業への納入から立て直しております。一般流通であれば、お客様の目で判断していただくことが可能です」

店頭に並ぶ商品を見て、気に入れば買ってもらい、気に入らなけれ ば買われない。当たり前のことですが、風評被害とのたたかいが続く被災企業にとってお客様自身の判断で商品を選択してもらうこと自体がとても大切なのです。

保原社長

「放射能検査をするのもやぶさかではありません。今まで検査して、基準値以上を検出されたことはないんです。ただ、いつまで検査し続けなければならないのでしょうか。終わりが見えませんよね」

旬の味わい。香り。
現地の味をそのままにお届けできる機会にぜひ味わって!

保原社長

「3月4日からの東北かけはしフェアに向けて生産されるめかぶは、2月下旬に稼動した新工場から出荷される最初の生産物です。3月~4月に出荷されるめかぶは、生原料を使っているので、香りや鮮度、ねばりが一番良い、この時だけの旬な味です。イトーヨーカドーにお越しの皆様に是非ご堪能いただきたいと思っております」

震災から3年。支援のための購入ではなく、商品の魅力で勝負するステージに。

保原社長

「震災後、全国の消費者の方々から励ましや応援の手紙やメールをたくさんいただきました。それらのメッセージは本当に私たちの元気になりました。やっと震災前の生産量に戻す目処がつきました。これからは、励ましいただいた方々への恩返しのステージだと思っています。同情をひいて商品を買ってもらおうとは思っておりません。やっと土俵に戻ったので、正々堂々、おいしいめかぶで勝負したいと思っております」

“正々堂々、商品の魅力で勝負をする”と語ってくださった保原社長。
復興の軌跡と、自信の味を多くのお客様に知っていただきたいと思います。

阿部長商店

阿部長商店

震災直後に開発を始め、工場の再稼動に合わせて商品化に成功しました!復興の味をご賞味ください!

内池醸造

内池醸造

工場は6月末に復旧し社員一丸となって日々業務に従事しています。今後も皆様に喜んでいただける食品作りに励んでいきます。

菅原

菅原

東日本大震災後、平穏でいられる事が幸せと感じます。震災前と同じように毎日丁寧に魚を作っています。

もちべえ

もちべえ

震災では製造設備等にかなりのダメージを受けましたが、多くの方々から励ましの声援をいただき、通常通り稼働できるようになりました。これからも宮城県のため・東北のため、全力をあげてよい商品作りをしていきます。

山形屋商店

山形屋商店

震災で工場内の天井・壁などが損傷しましたが、早期に復旧することができました。現在では通常通り稼働しています。