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【二十四節気を味わう】旬彩ごはん Vol.03
「なすと豚肉のしょうが焼き」

Food / 2018.11.28

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photo:Tomoyoshi Oshiyama / foodcoordinate&styling:Yumiko Yoshinuma / text:Mami Moroi

二十四節季にいただきたい、旬の食材を使った簡単にできる料理を紹介するこのシリーズ。今回は秋の三番目の節目である「白露」。本格的な実りの秋を目前に、夜も少しずつ冷え込むようになり、野の草花にも朝露がつき始める季節です。この季節にいただきたいのが、なす。夏野菜のイメージもありますが、秋になると水分がほどよく抜けて果肉がしまり、味が凝縮。そのおいしさは、諸説あるものの、「秋なすは嫁に食わすな」なんていうことわざがあるほど! なすは油との相性が抜群なので、“白飯泥棒”ともいえる新感覚のしょうが焼きレシピをお届けします。

「なすと豚肉の黒しょうが焼き」の材料

材料(2人分)

豚ロース薄切り肉…160g
塩、こしょう…各少々
なす…2本
玉ねぎ…1/4個
ピーマン…1/2個
小麦粉…大さじ1
サラダ油…大さじ1と1/2
A:しょうが(すりおろし)…小さじ1
※生姜の量はお好みで調整してください
A:しょうゆ、酒…各大さじ1
A:みりん…大さじ1と1/2
A:砂糖…小さじ1/2
A:ウスターソース…大さじ1と1/2

「なすと豚肉の黒しょうが焼き」の作り方

①なすは7㎜幅の斜め切りにする。ピーマンは縦1㎝幅に切り、玉ねぎはくし形切りにする。豚肉は塩、こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶす。Aは混ぜ合わせておく。

②フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、なすを炒める。いったん取り出し、残りのサラダ油で豚肉を広げながら焼く。肉の色が変わったらなすをもどし入れ、玉ねぎとピーマンを加えて炒める。

③玉ねぎが透き通ってきたらAを加え、全体にからんだら仕上げにウスターソースを回し入れて汁気がなくなるまで炒める。

完成!

今回の旬食材は“なす”

なすの皮に含まれる色素成分「ナスニン」と、果肉に含まれる苦み成分「クロロゲン酸」は、ともにポリフェノールの一種。強い抗酸化力があり、生活習慣病の予防やアンチエイジング、夏の紫外線でダメージを受けた肌や髪を整える作用があるといわれます。さらに、「ナスニン」には目の疲れを緩和させる作用、「クロロゲン酸」には脂肪燃焼効果も期待できるとか! また、なすには体内の水分バランスを整えるカリウムも含まれるので、まだ残る暑さで溜まった熱を外へ逃がす、夏のむくみをスッキリさせる効果も。つまり、暑さによるメンテナンスが必要な今こそ、なすを食べるとカラダにいいことがたくさんあるのです。

スタイリングのポイント

教えてくれたのは…
吉沼弓美子さん

プロフィール:フードコーディネーター・管理栄養士。企業で管理栄養士を務めたのち、イタリア・ボローニャのシミリ料理学校にて、イタリア家庭料理を学ぶ。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て、2005年独立。幅広いメディアで活躍中。イタリア料理教室Cucina del Cielo主宰

なすの皮はとても美しい紫色ですが、加熱すると褪せてしまうのが難点。そこで、おすすめなのが、ほどよく光沢のあるキレイな緑色の器。褪せた色をカバーし、色を際立たせることができます。また、フォトジェニックに仕上げるには、器やクロスに料理の中にある色を使うこともポイント。この料理に限らず使えるテクなので、ぜひお試しを!

まとめ

豚肉のうま味が染み込んだなすは絶品! 白いごはんにも合いますが、お酒のおつまみにもよさそうです。吉沼さんによると、なすはスパイスとの相性も抜群。唐辛子やクミンなどをちょい足しして、アレンジを楽しむのもおすすめだそう。そのほか、カレー衣をつけてフリットにしてもおいしいそうですよ。