二十四節気を味わう旬彩ごはん
【小雪】
冷凍ストックできる ほうれんそう料理
Food
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だんだん年末が近づき、慌ただしくなってくる頃ですね。旬のほうれんそうを使ってまとめ作りし、冷凍ストックしておけば、食事作りがグンとラクになること間違いなしです。
たっぷりの削り節とごまの香りが食欲をそそる、ボリュームサラダ風。ゆでてあえるだけの調理なので、忙しいときも失敗なくすぐに作れる手軽さが魅力です。
ほうれんそう…2束(400g)
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉…300g
長ねぎ…1本
酒…大さじ2
しょうゆ…大さじ3
ごま油、白すりごま…各大さじ2
おろしにんにく…小さじ1
削り節…1袋(4.5g)
豚肉の代わりに、酒蒸しした鶏ささみや、
サッとゆでたえびやいかなどの魚介類もおすすめです。
1ほうれんそうは5㎝長さに切り、長ねぎは5㎜幅の斜め切りにする。中華鍋、または鍋に湯を沸かし、ほうれんそう、長ねぎを入れてしんなりするまでサッとゆでる。ザルに上げて軽く水にさらし、水けを絞る。
21の鍋に再び湯を沸かし、酒を加えて豚肉を1枚ずつ広げて入れる。サッとゆでて色が変わったら取り出して水けをきる。
3ボウルに1、2を入れ、Aを加えてあえる。
保存袋か保存容器に入れて冷凍(保存袋に入れた場合は平らにし、できればステンレスのバットにのせて)。約1か月保存可。解凍はレンジ加熱で。
ゆでて刻んだほうれんそうを加えれば、即、栄養バランスのよいひと皿に。少し甘めのドライカレーは冷めてもおいしく、急いでいるときのお弁当作りにも役立ちます。
ほうれんそう…2束(400g)
合いびき肉…300g
玉ねぎ…1/2個
にんにく…2片
しょうが…2かけ
サラダ油…大さじ1/2
カレー粉…大さじ2
ローリエ…1枚
ケチャップ…大さじ5
中濃ソース…大さじ3
砂糖…小さじ1
塩…小さじ2/3
こしょう…少々
ごはん…適量
合いびき肉の代わりに、さば缶で作っても。
1玉ねぎは粗みじん切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
2フライパンに湯を沸かし、ほうれんそうを茎から入れてしんなりするまでサッとゆでる。取り出して水に5分ほどさらし、水けを絞って2㎝長さに切る。
3空いたフライパンをサッと拭いてサラダ油、にんにく、しょうがを入れて弱火にかける。香りが出たら中火にして、ひき肉を炒める。色が変わってポロポロになったら玉ねぎを加えて炒め、しんなりしたらカレー粉を加えて炒める。
4全体になじんだら、水3/4カップ、Aを加えて5〜6分煮る。2を加え、水分が少なくなるまでさらに2〜3分煮る。器にごはんを盛り、ドライカレーをのせる。
保存袋か保存容器に入れて冷凍(保存袋に入れた場合は平らにし、できればステンレスのバットにのせて)。約1か月保存可。解凍はレンジ加熱で。
シンプルに、こんな一品も…
きな粉の風味でまろやかな優しい味わい。ほんのり甘味も感じます。いつもの副菜の簡単アレンジとして覚えておきたい一品。
ほうれんそう2束(400g)は3〜4㎝長さに切り、サッとゆでてザルに上げて5分ほど水にさらし、水けを絞る。ボウルに入れ、きな粉大さじ2、しょうゆ、砂糖各大さじ1を加えてあえる。
保存袋か保存容器に入れて冷凍。約1か月保存可。解凍はレンジ加熱で。
11月22日〜12月6日頃
今回の節気は「小雪」。寒くなり、山々などに雪が降り始める頃をさします。この時期旬を迎える野菜のひとつがほうれんそうです。旬のほうれんそうは、甘味が強くて栄養も豊富。鉄分やβカロテン、ビタミンCを多く含み、寒さや乾燥で風邪をひきやすくなるこの時期は、ぜひ積極的に摂りたいものです。選ぶときは、葉の緑色が濃くて鮮やかで、葉先がピンとしてハリのあるものを。
料理家・管理栄養士。料理家・祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナー講師を経て独立。料理雑誌やファッション誌、テレビ、WEBなどでメニュー提案、スタイリングを行う。『ぜ〜んぶひとりでできちゃう!小学生のお料理ブック』(家の光協会)、『コンテナですぐできレンチンひとり分ごはん』(主婦と生活社)など著書多数。
ほうれんそうと豚肉のおかずナムルは、豆板醤や酢などを加えて、辛味や酸味のある中華風にしても。ほうれんそうのドライカレーは、トマト水煮缶やヨーグルトを加えて、酸味のあるさっぱりしたカレーにするのもいいですね。
photo:Takako Hirose /styling:Yurie Niiya / text:Yukiko Suzuki