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二十四節気を味わう旬彩ごはん
【小寒】
胃に優しい 大根料理

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お正月明け、胃が疲れていませんか? 今回は、消化のよい旬の大根を使って、胃をいたわるメニューを紹介します。大根はあらかじめ電子レンジで加熱してから調理することで、短時間でも柔らかく仕上がります。

大根と鶏肉、じゃがいもの塩煮

大きめに切った大根にだしがじんわりとしみ込み、滋味深い味わい。鶏むね肉は皮なしを使用して脂質を減らし、胃の負担を軽くしています。じゃがいもも繊維が少なく、胃に優しい食材です。

材料〈2人分〉

大根…300g

鶏むね肉(皮なし)…1枚(200g)

A

酒…小さじ2

片栗粉…小さじ1

塩…小さじ1/4

こしょう…少々

じゃがいも…1個(150g)

だし汁…2カップ

B

酒…大さじ1

塩…小さじ1

こしょう…少々

青ねぎの小口切り…適量

じゃがいもの代わりに大根を増やしても。

作り方〈調理時間約25分・じゃがいもを水にさらす時間は除く〉

1大根は大きめの乱切りにして耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で5〜6分加熱する。鶏肉はひと口大のそぎ切りにして、Aをもみ込む。じゃがいもは8等分に切り、水に5分ほどさらして水けをきる。

2鍋に大根とじゃがいもを入れてだし汁とBを加え、中火にかける。沸騰したら弱火にしてフタをし、10分ほど煮る。じゃがいもに火が通ったら鶏肉を加えて2〜3分煮る。

3器に盛り、青ねぎをふる。

大根のひき肉のせソテー

蒸し焼きにした大根とひき肉ダネに、コクのあるオイスターソースベースのたれをかけて。ひき肉ダネに木綿豆腐を混ぜて脂質を少なめにし、疲れた胃に配慮したレシピになっています。

材料〈2人分〉

大根…8㎝(正味350g)

鶏ひき肉…150g

木綿豆腐…1/3丁(100g)

A

長ねぎのみじん切り…10㎝分

片栗粉…小さじ2

塩…小さじ1/4

こしょう…少々

片栗粉…適量

ごま油…小さじ1

B

オイスターソース…大さじ1

しょうゆ、水…各大さじ1/2

砂糖…小さじ1

水菜…1/4袋

水菜の代わりに、柔らかくゆでたブロッコリーを添えても。

作り方〈調理時間約25分〉

1大根は2㎝幅の輪切りにしてから皮をむく。耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で6〜7分加熱する。水菜は4㎝長さに切る。Bは混ぜ合わせておく。

2ボウルにひき肉、豆腐、Aを入れてよく練り混ぜる。大根の片面に片栗粉をふり、1/4量のひき肉ダネをのせて形を整える。残りも同様にする。

3フライパンにごま油を熱し、2をひき肉ダネの面を下にして入れる。弱火にしてフタをし、5~6分蒸し焼きにし、返してさらに3~4分蒸し焼きにする。器に盛り、水菜を添えてBをかける。

小さな一品も胃に優しく……

大根のみぞれ甘酢

薄切りとおろしのふた通りの食感を楽しめる大根のあえものです。酢はだし汁で割り、酸味をマイルドに。さっぱりとして箸休めにぴったり。

材料〈2人分〉/作り方〈調理時間約8分・あら熱をとる時間は除く〉

大根150gは5㎜幅のいちょう切りにし、大根の葉20gは5㎜幅の小口切りにする。大根と大根の葉を耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で約3分加熱し、あら熱をとる。大根おろし100gは約半量になるくらいまで汁けをきってボウルに入れ、酢、だし汁各大さじ1、砂糖大さじ1/2、塩小さじ1/4を加えて混ぜる。大根と大根の葉の水けをきって加え、サッとあえる。

小寒 しょう かん

1月6日〜1月19日頃

旬の食材は大根

今回の節気は「小寒」。いわゆる寒の入りで、これからさらに寒さが厳しくなる頃です。大根はこの時期に旬を迎える野菜のひとつ。ビタミンCやカリウムのほか、ジアスターゼなどの消化酵素が含まれており、胃腸の働きを助け、二日酔いの緩和なども期待できます。また、優れた抗菌作用や血栓予防効果があるイソチオシアネートも含まれています。選ぶときは、表面がなめらかでつやがあり、太くまっすぐで、ずっしりと重いものがおすすめ。

教えていただいた方
新谷友里江〈にいや・ゆりえ〉さん

料理家・管理栄養士。料理家・祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナー講師を経て独立。料理雑誌やファッション誌、テレビ、WEBなどでメニュー提案、スタイリングを行う。『ぜ〜んぶひとりでできちゃう!小学生のお料理ブック』(家の光協会)、『コンテナですぐできレンチンひとり分ごはん』(主婦と生活社)など著書多数。

まとめ

年末年始はどうしても胃に負担がかかりがちですね。今回紹介したレシピはどれも簡単で、体がホッとするものばかりです。胃の調子を整えて、元気に新しい年をスタートしましょう。

photo:Takako Hirose /styling:Yurie Niiya / text:Yukiko Suzuki

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