<特別対談>
仕事と子育ての両立を考える

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  • 1993年入社

QC部(本部)マネジャー
原田 晴子

経歴

  • 1年目厚木店 ダイニング部(当時) 売場担当者
  • 3年目住居事業部 DB(デストリビューター)
  • 7年目出産
  • 9年目QC部に復職
  • 12年目出産
  • 14年目QC部に復職し、現在はマネジャーを務める
  • 2002年入社

人事室 勤労厚生部 スタッフ
金子 涼恵

経歴

  • 1年目八王子店 加工食品部 売場担当者
  • 5年目勤労厚生部 スタッフ
  • 11年目出産
  • 12年目勤労厚生部に復職
  • 15年目出産
  • 16年目勤労厚生部に復職し、現在にいたる
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Q.小売業に入社を決めたのは何故ですか?

原田さん人の生活全般に興味を持ち、家政学部に入学しました。専門的に学んでみると、違った目線で発見があったんです。家庭で使われている様々な「モノ」は時代によって進化はしていきますが、素材や形にはそれぞれ意味があります。知れば知るほど買い物が楽しくなりましたね。私が面白いと思ったことを、多くの人に直接伝えたい。なんとなく買い物をするよりも、より楽しく買い物をしてもらいたいと思いました。

金子さん私は学生時代にコンビニのアルバイトを経験し、物を売る楽しさを知りました。商品の陳列を変えたり、お客様の目につくように配置したり、ちょっとしたキッカケで売り上げが伸びることが、とても面白かったですね。就職活動の際、他の業種も視野に入れて考えましたが、私は改めて販売が一番やりたいことだと気がつきました。物を売る楽しさにハマると、1日数個販売するような小さい規模ではなく、数百個単位のもっと大きい規模で仕事がしたくなりました。

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Q. 結婚や出産を機に仕事を辞めようと考えたことはありますか?

原田さん仕事を辞めようと思ったことはないですね。就職活動のときからイトーヨーカドーは、子育てをしながら働いている先輩が大勢いると認識していたので、安心感がありました。
金子さん私も辞める選択肢はなかったです。元々、ひとつの会社で長く働きたいと思い就職しました。だから、子育て支援が手厚いイトーヨーカドーを選びました。

Q. イトーヨーカドーならではの子育て支援制度について教えてください。

金子さん 私は現在、勤労厚生部で出産と育児の制度に関わる仕事をしています。弊社では育児休暇を子供が1歳になる4月までしっかりもらえるので、保育園を年度途中に焦って探さなくても良い安心感があると思います。
原田さん 私は長きにわたって短時間勤務制度が適用されたことが助かりましたね。適用期間は子供が中学校に入る年の4月まで。これだけ長く取れる会社は、なかなか見当たらないと思います。
金子さん フルタイムに戻ったあとでも、子育て中の社員の方の意見をどんどん取り入れて、19時までには帰れるような新しい制度を作ったり改良しています。最近でも、新しく未就学児の看護休暇を年に5日間まで有給で取れるように見直しました。
原田さん 通常の有給を減らさずに看護休暇を取れるのは助かりますね。
金子さん 私は今まさに小さい子供がいるので、子供の看病でお休みすることや、急病で帰宅しなければならないこともあります。そんなときでも一緒に働く仲間の理解と協力、そして様々な制度に何度も助けられました。
原田さん 妊娠中にはラッシュを避けて出勤しても良いので、身体の負担を減らすことができましたね。
金子さん 時差出勤や短時間勤務も会社が柔軟に対応してくれます。女性だけではなく、男性社員の育児休暇制度もあるんですよ。
そのような積極的な活動が認められて2007年厚生労働省から「くるみん」を認定され、さらに2015年には、より高い水準で取り組んでいる企業として、東京都で初となる「プラチナくるみん」の認定を受けました。

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Q. 子育てしながらでもキャリアを積んでいける制度はありますか?

金子さん店舗で勤務している頃に採用活動を手伝う機会があり、人事の仕事に興味を持ちました。そして、社内立候補制度で「人事室」を希望したんです。しばらくして人事室への異動が決まりました。
原田さん立候補制度は知っていましたが、私は利用したことはないです。でも案内は頻繁に来るので、職種や役職の希望を出せると聞いています。
金子さん原田さんは「リ・チャレンジプラン」を利用して短時間勤務適応中に昇格しましたよね!
原田さんはい、マネジャーを任されました。
金子さん子育てしている間は、役職や責任のある仕事に就けないという会社ではありません。やりたいという意欲がある方はどんどん挑戦できる環境が整っています。

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Q. 短時間勤務適応中にマネジャーを任されて、苦労したことはありましたか?

原田さんマネジャーになると、メンバーから報告を受け指示を出す仕事が増えてきます。それが、どうしても夕方以降に集中し、切り上げて帰宅するのはチームに迷惑をかけてしまいます。まだ制度適応期間でしたが、短時間勤務を諦めようと、金子さんや社内のいろいろな方に相談しました。
金子さんそんなこともありましたね。
原田さん上司には「せっかく制度があるのだから、その中で精一杯できる仕事のやり方を作り上げなさい」と言われました。その当時、短時間勤務のマネジャーは社内に私のみ。前例がないからこそ、今後育児をしながらキャリアアップを目指す後輩のためにも、私がモデルケースになりたいと期間満了まで制度を利用させてもらいました。

Q. 今後の目標を教えてください

金子さんイトーヨーカドーの子育て支援制度の運用は、他社より充実していると自負しています。今後は育児以外にも「介護」に関する制度の充実を進めていきたいです。
原田さん確かに、育児はいずれ手がかからなくなりますが、介護は先がみえないもの。制度が充実し、会社の支援が手厚くなれば、精神的にも心強いですよね。
金子さんそうなんです。みなさんが安心して働けるように、勤労厚生部として私は全力でバックアップしていきたいですね。
原田さん「リ・チャレンジプラン」があるとはいえ、本部と店舗では環境が大幅に違います。店舗には繁忙期があり、売り上げが期待できるときは、やはり休みを言い出しづらいのが現状です。店舗で働く子育て中のスタッフのみなさんが、安心して育児と仕事を両立できれば良いと思っています。全社員が同じような環境で、制度を利用できるように、私の前例が後輩たちの役に立てば嬉しいですね。
金子さん制度を利用しやすくといえば、男性社員の育児参加にも力を入れたいです。既にある単日の育児休暇制度ではなく、長期の休みが取りやすいシステムを考えていきたいと思っています。そして、子育てや介護をしながらでも、安心して働ける会社作りを目指したいと思います。
原田さんこれからも、頼りにしています。

Q. 就職活動中の学生さんへメッセージをお願いします。

原田さん小売業は生活に関わる商品を扱っているので、生活の全てが仕事のヒントになります。子育てとの両立がマイナスどころか、全てプラスになる面白さがあります。いろいろなことにチャレンジをして、経験を仕事に活かしてほしいと思います。
金子さんイトーヨーカドーは「こんな仕事がしてみたい」と声を上げれば実現できる会社です。将来の結婚出産を考えて就職先を決めるなら、育児と仕事を両立しやすい環境が整っているイトーヨーカドーをオススメします。

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