環境と制度を知る
少子・高齢化社会の進展、女性の社会進出など出産・育児・介護に関する制度の整備は今や急務の課題です。イトーヨーカドーは、いち早くこうした問題に目を向け、「リ・チャレンジプラン」を設けました。「リ・チャレンジプラン」は男性・女性の区別なく、パートタイマーの方も含め、利用可能です。
リ・チャレンジプランには、出産・育児制度と介護制度があり、いずれも下記のプラン(午後7時以前に勤務終了プランは出産・育児制度のみ)があります。個人差を考慮して、本人がプランを自由に選択でき、「休職プラン+短時間勤務プラン」といった組み合わせも可能。働く意欲のある人に、長く仕事を続けてもらうための仕組みです。2021年度は、育児休職で98名(うちパートタイマー57名)、介護休職で23名(うちパートタイマー17名)がこの制度を新規利用し、延べ利用者は育児休職・介護休職計で4,813名になります。
プラチナくるみん認定マーク
イトーヨーカドーでは、1991年に育児をする社員をサポートする制度を導入しました。それから25年の間、時代の変化や社員のニーズに合わせて介護プランの導入、パートタイマー社員への適用、育児短時間勤務を中学校入学までに延長など、制度の拡充を図ってきました。そして2007年と2011年には「子育てサポート企業」として厚生労働大臣より「くるみん」認定を受けました。2014年には男性の育児参加の促進を図るため、男性社員も取得しやすい休暇として、未就学児をもつ社員(パートタイマー含む)が育児をするために取得できる「育児休暇」(年間5日、有給)を導入し、利用者も約7割となっています。こうした取り組みが評価され、「くるみん」の認定を受けた企業のうち、より高い水準の取り組みを行っている企業として、2015年5月に東京都初の「プラチナくるみん」認定を受けました。
育児の場合、中学校1年生の4月15日まで勤務時間の短縮が可能
*休職プランと組み合わせ可能
フルタイムシフトで午後7時までに勤務終了中学1年生の8月31日まで
*出産・育児制度のみ
最長2年の休職後仕事に復帰
*事情により最長3年
*短時間勤務プランと組み合わせ可能
育児・介護のために退職後、3年以内であれば優先的に採用
12年度 | 13年度 | 14年度 | 15年度 | 16年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 | 21年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
育児休職 | 208(100) | 178(87) | 208(96) | 169(74) | 193(107) | 161(87) | 150(86) | 140(87) | 99(55) | 98(57) |
介護休職 | 23(18) | 14(10) | 17(9) | 16(10) | 11(10) | 23(17) | 33(22) | 21(16) | 32(21) | 23(17) |
育児 | 介護 | |
11年度 | 236(97) | 10(7) |
12年度 | 208(100) | 23(18) |
13年度 | 178(87) | 14(10) |
14年度 | 208(96) | 17(9) |
15年度 | 169(74) | 16(10) |
16年度 | 193(107) | 11(10) |
17年度 | 161(87) | 23(17) |
18年度 | 150(86) | 33(22) |
19年度 | 140(87) | 21(16) |
20年度 | 99(55) | 32(21) |
21年度 | 98(57) | 23(17) |