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わんぱくキッズも安心!
雨の日のヒヤリ・ハット対策
頼もしいレイングッズ選び

Special / 2019.06.19

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photo: Kenji Mimura / illustration: Yoko Arai / text: Masako Takamaru

わんぱくキッズは雨の日だって元気いっぱい! 見通しが悪く、足元がすべりやすい雨の日は、子どものケガや事故が増えるといわれています。通学時や外出時の注意点は? 子どもに合ったレイングッズの選び方は? 「ハトソン探偵団」はまず、雨の日の子どもの安全について、子どもの危険回避研究所の所長・横矢真理さんにインタビューしました。

調査するのは…

ハトソンくん

ハトソンくん

イトーヨーカドーのことなら店員より詳しいハト。探しものをしていると、すっと現れてぼそりと的確なアドバイスをくれる、推理小説に登場するワトソンのような存在。そんなわけで、いつの頃からか「ハトソン」と呼ばれるように。

雨の日の子どもの安全について教えてくれたのは…

AYUMI

横矢真理さん

長年、子どもを取り巻く危険や環境に関する研究に携わり、平成11年より「親子で生きる力を養う」ためのサイト「子どもの危険回避研究所」(http://www.kiken-kaihi.org)を主宰・運営。全国各地での講演活動やメディアを通じて、子どもに関わる事故・犯罪・災害・虐待・環境問題などの情報を提供。2人の息子を育て上げ、今では1歳の孫娘の成長を見守る。

雨の日の子どもたちには、どんな危険があるんですか?
カサをさしていると、子どもたちは周囲が見えにくく、いつもなら聞こえるはずの車が近づく音も雨音で聞こえにくいんです。とくに曲がり角は危険。自転車のカサさし運転はNGですが、残念ながらまだそういう人もいるので、自転車との事故も多いんです。

通学路も怖いよね。子どもたちはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
交通事故にあわないために横に並んで歩かないようにしてほしいですね。カサをさしていると、普段よりも幅をとるので、歩道からはみ出してしまうことも多いんです。雨の日はとくに「ふざけない」、「ダッシュして走らない」ってことも、子どもたちにお約束してほしいですね。

そうそう、ふざけてカサを振り回す子、いるんだよね。
引きずったり、振り回したり…カサの持ち方ひとつで、まわりの人がケガをする危険があることを教えておきたいですね。カサを持ち歩くときは、カサの先を必ず下に向けること。大人でも、カサを持った手を大きく振りながら歩く人を見かけますが、とくに階段は下の人にぶつかって危ないので絶対にやめてほしい! 平らな場所でも、小さな子どもや車いすの方など、目線の低い人にとっては、本当に危険なんです。
カサはどんなものを選べばいいですか?
子どものカサは、見通しのよい透明窓つきのものが増えていますね。透明な面を前にしても見えにくいときは、少しカサを上げるということも教えておきましょう。雨の日は、車のほうからも歩行者が見えにくいので、できるだけ目立つよう、黄色や目立つ柄のカサがおすすめ。夜に出歩くことがあるなら、反射テープがついているものが安心です。カサだけでなく、服も黄色やはっきりした色のものを着るとより安全ですよ。

風にあおられて、カサがおちょこみたいになってる子を見たことがあるよ!
カサのサイズが大きすぎるとあおられやすくなるんですよ。丈夫で、身長に合ったサイズの、長すぎないものを選んであげてください。また、おちょこになってしまったら、カサをたたむと直ることが多いです。そのときは慌てず、指をはさんでケガをしないよう、普段から落ち着いてカサを閉じる練習をしておくとよいかもしれません。車との距離が近い道でおちょこになってしまった場合、まずは車が来ない場所に移動して安全を確保することも大切ですね。

すべって転ぶ子も多いよね。気を付けたほうがいいのはどんな場所ですか?
水たまりに夢中になっているうちに車道にはみ出したり、高いところに上ってバランスを崩したり……とくにカサをさしていると危ないんです。車道側に転倒するのがいちばん怖い! それから、建物の出入り口など、床の材質が変わる部分はすべりやすいので、1歩目はとくに注意してください。歩道から車道に出るときや、横断歩道の白い線、黄色い点字ブロックの上もすべりやすいので要注意。雨がやんでいても、地面や靴の裏がぬれている間は油断禁物です。
雨の日のキッズは注意力散漫
安全にのりきるには
まずはカサの見直しを!

カサについてチェックしておきたいことは…

  • 丈夫なつくりで、壊れにくい
  • 見通しがよい
  • 子どもでも扱いやすい
  • 子どもに合ったサイズ

その後もハトソン探偵団は調査を続け…
そして見つけました!

強い&安心がマスト!
頼れるカサはここをチェック!

一緒に探したよ!

イトウヨウくん(仮名)

小学2年生。身長125㎝。サッカーと走ることが大好きなわんぱく男子。少しおっちょこちょいで、カサを置き忘れてくることもしばしば。カッコいいカサなら、なくさずにすむかも!?

手開き傘はポップな星柄で、雨の日のお出かけが楽しくなりそう。110㎝~140㎝。
ジャンプ傘はシックな迷彩柄。120~150㎝(150㎝は透明窓なし)。どちらも3色展開。

FRPという強度強化素材を
骨に使用し、折れにくい

アルミや鉄製に比べて強度が強い、FRPという繊維強化プラスチック素材をカサの骨(受骨・親骨)に使用。強風など、外側からかかる負荷に強く、壊れにくいというメリットがあります。中心の骨(中棒)は軽いアルミ製なので、持ち歩く子どもにもストレスになりません。

透明窓つきで見通し良好

ただでさえ視界の悪い雨の日。カサを深くさすと前が見えにくくなりますが、前が見やすい透明窓がついていれば安心。

扱いやすい「はじきカバー」や、
先端が取れにくい工夫でケガ防止

ジャンプ傘は、閉じるときに意外と力が必要なもの。まだ力の弱い子どもでも簡単に閉じやすいはじきカバーを採用。

手開きカサの場合、開閉時に指をはさんだり、万一の破損時に危険の高い抱き針でケガをしたりすることが。指はさみ防止ロクロカバーをつけ、抱き針の突起をなくす設計に。

先端部分の石づきは中心にステンレスを入れて強化。摩擦に強く、取れにくい構造です。

反射テープで暗くても安心

反射テープや反射プリントを随所に採用。暗がりで車のライトや街灯の光を受けて反射するので、夜道での使用も安心。

記名スペースは内側。防犯面でも安心

名前が書ける「お名前シール」は、通常より太めのベルトテープの内側に。閉じていても、さしていても見えにくい場所なので、見知らぬ犯罪者に子どもの名前を呼び掛けられる心配がありません。

最後は自分に合ったサイズを
身長に合わせて選ぼう!

子どものカサ選びは、身長とカサの全長のバランスが大切。セブンプレミアムのスクール傘は身長別の表記なので選ぶときに混乱しません。

ひじをまげてカサをまっすぐ持ったとき、カサの先端が地面につかない程度が目安。
×の写真のように短いものを使っていると、開いたときの直径も小さいので濡れやすくなります。逆に長すぎると持ちにくく、さしたときによろけてしまうことも。

手開き傘は女の子が大好きなリボン&ハート柄で110㎝~140㎝。
ジャンプ傘はお姉さんにも人気のかわいらしいチェックのデザインで120~150㎝(150㎝は透明窓なし)。どちらも3カラー展開。

カサと一緒にレインブーツも調査

すべりにいレインブーツは
ココをチェック!

すべりにくいソールで、雨に濡れた路面やマンホールの上、大理石やタイルの床も安心。16~21㎝。イエロー、ミントグリーン、ピンク、ネイビー、サックスブルー、ブラックの6色展開。

ハトソンくんのいいもの探しの旅はまだまだ続く…

おわりに

親が子どもの安全を願うのは、雨の日も、風の日も、晴れた日も同じ。子どものケガや事故が増える雨の日だからこそ、安心して外出するためのポイントを解明してくれたハトソン探偵団、今回もお手柄でした。次なる調査結果の報告にも、乞うご期待!