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二十四節気を味わう旬彩ごはんVol.21
悩まず作れる!ほとんど「秒ごはん」なす編

Food / 2019.08.23

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text:Mami Moroi /photo:Masayuki Ichinose /styling:Misako Hirasawa

二十四節気に応じた旬の食材を使った、簡単にできる料理を紹介するこのシリーズ。今回は「処暑」。読んで字の如く、暑さもそろそろおさまる頃です。この季節に積極的にいただきたいのが、なす。旬は夏から始まりますが、秋に近づくにつれほどよく水分が抜けて果肉がしまり、味が凝縮。今まさに、おいしさのピークを迎えます。そこで、なすをもっともっと簡単に食べられる、シンプル&スピードレシピをご紹介。今晩のおかずにいかが?

旬の今こそおいしいものを!

皮に張りとツヤがあり、ヘタにあるトゲが鋭く尖っているもの、首が太く、ずっしり重量感があるものを選びましょう。ちなみに、切り口がすぐに褐色になるのは、アク=ポリフェノールの作用です。

色よく
仕上げるには?

多めの油で、短時間で調理するのがポイント。また、酸味を加えるのも効果的です。

火を使わずに作れる!なすと蒸し鶏のレンジよだれ鶏

人気のよだれ鶏がレンジで簡単! レンジ加熱して手で裂いたなすは、たれとのからみもよく、味しみ抜群です。辛みが苦手な場合は、梅干し+ぽん酢+大根おろしもおすすめ。

材料(2人分)

なす…3本
鶏胸肉(皮なし)…150g
A
 塩…少々
 酒…大さじ1/2
B
 しょうゆ…大さじ3
 酢…大さじ2
 砂糖…小さじ2
 しょうが、にんにくのすりおろし…各少々
 ラー油…小さじ1
 長ねぎのみじん切り…15g(約5㎝分)
パクチー(好みで)…適量

作り方

① 鶏肉は耐熱皿にのせてAをふり、ラップをして電子レンジ(600W)で4分~4分30秒加熱する。粗熱が取れたら手で裂く。

② なすはヘタに包丁で横に切り目を入れるか、ようじで数か所穴を空け、1本ずつラップに包んで電子レンジで約3分加熱する。粗熱が取れたらヘタを切り、手で裂く。

1本ずつラップで包んで、ふっくらジューシーに仕上げます。

③ 器に①と②を盛って混ぜ合わせたBをかけ、好みでパクチーを飾る。

子どもウケもバッチリ!なすとトマトのあっという間ドライカレー

炒め玉ねぎがなくても、煮込まなくても、コクのあるスピードカレー。トマトとケチャップでさわやかな甘さに仕上げました。大人用にはチリペッパーや一味唐辛子、カイエンヌペッパーを後がけしても。

材料(2人分)

なす… 2本
合いびき肉…200g
トマト…2個
A
 カレー粉…小さじ2
 ケチャップ…大さじ4
塩…小さじ1/3
黒こしょう…適量
サラダ油…大さじ3
ごはん…適量
パセリのみじん切り…適量

作り方

① なすは乱切りにし、トマトは湯むきして1㎝の角切りにする。

② フライパンにサラダ油を中火で熱し、ひき肉をしっかり炒める。なすを加え、火が通ったらAを加えて混ぜ合わせ、トマトを加えてさっと炒め、塩と黒こしょうで味を調える。

ひき肉をしっかり炒めてコクを出してから、なすを加えるのがコツ。

③ 器にごはんを盛って②をかけ、好みでパセリを散らす。

あと1品にひんやりメニューなすとピーマンで夏の万能ナムル

たっぷりのごま油で香りよく炒めることで、冷めてもおいしい1品に。常備菜にもぴったりでアレンジも楽しめるので、多めに作って保存しても重宝します。

材料(2人分)

材料(2人分)
なす…3本
ピーマン…3個
A
 しょうゆ…大さじ2
 酢…大さじ1
 砂糖…小さじ2
 にんにくのすりおろし…少々
 赤唐辛子の輪切り…1本分
 煎り白ごま…小さじ2
ごま油…大さじ4

作り方

① なすは縦細切りにし、さらに長さを半分に切る。ピーマンは細切りにする。

② フライパンにごま油を中火で熱し、なすを加えて炒め、火が通ったらピーマンを加えて さらに炒める。

③ ボウルにAを合わせ、②を加えてあえる。

熱いうちに調味すると味がしっかりなじみます。

●トッピングの具材に
生野菜にのせて韓国風サラダにしたり、豆腐にのせて具だくさん冷や奴にしても。
●麺の具材に
そうめんやうどん、パスタとあえてもOK。味がしっかりしているので、調味料を加えなくてもおいしいひと皿に。
●ピーマン以外に
ズッキーニやパプリカ、プチトマト、もやしに代えても美味。

教えてくれたのは...

吉沼弓美子さん

プロフィール:フードコーディネーター・管理栄養士。企業で管理栄養士を務めたのち、イタリア・ボローニャのシミリ料理学校にて、イタリア家庭料理を学ぶ。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て、2005年独立。幅広いメディアで活躍中。イタリア料理教室Cucina del Cielo主宰。
Instagram:@yoshinumay

まとめ

なすの旬は夏から秋で、一般的によく出回っているのは「千両なす」といわれる中長タイプ。低温と乾燥が苦手なので、保存は新聞紙に包むか紙袋に入れるなどして、常温、または野菜室に入れて2〜3日で使いきりましょう。栄養的にはほとんど水分ですが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの「ナスニン」やカリウムが含まれています。時間がないとき、あと1品欲しいときなど、毎日の献立に、ぜひ活用してください。