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二十四節気を味わう旬彩ごはんVol.36
週3だって食べたい! たけのこレシピ

Food / 2020.04.04

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text:Mami Moroi /photo:Masayuki Ichinose /styling:RYOKO(meifan Inc.)

今回の節気は「清明」。花は咲き乱れ、さわやかな風が吹き、そこここに感じる春の息吹に心躍る時期です。そんな春の代表的な味覚といえば、なんといってもたけのこ! せっかくなら生のたけのこを買って丸ごとゆで、存分に味わいましょう。

旬の今こそおいしいものを!

皮がしっとりとしてつやがあり、穂先はしまって緑化していなく、根元の切り口が白くみずみずしいもの。また、手に持ったときにずっしりと重たいものを選びましょう。

今どきのたけのこのゆで方は

※水5カップに対し、米ぬか1/2カップ、赤唐辛子1本が目安。米ぬかがなければ、米のとぎ汁、または、生米かごはん数粒でもOK。

小ぶりなら皮むきはさらにカンタン!

根元と中央を持ち、逆方向にひねりながら抜くとスルッと皮が一気に外れる。

  • 鮮度キープの保存方法

    たけのこは鮮度がすぐに落ちるので、ゆでてから保存する。皮をむいたら保存容器に入れ、ひたひたの水を加えて冷蔵室へ。1日に1度水を替えれば、2〜3日保存できる。用途が決まっている場合は、切って保存してもOK。

  • おいしい切り方

    穂先から中央は繊維に沿って縦に切ると食感が楽しめる(右、中央)。根元はかたいので、繊維を断つように横に切る(左)。

焼くことで香りとうま味がアップ!
チーズとの相性も抜群
焼きたけのこと生ハムのサラダ
フレンチドレッシング

サラダでいただくときは、やわらかく、ほどよくシャキッとした食感が楽しめる穂先がおすすめ。ビジュアルもキュート!

材料(2人分)

たけのこ(できれば穂先)…80g
生ハム…3〜4枚
春キャベツ…2〜3枚
クレソン…4〜5本
A酢…大さじ1
 オリーブオイル…大さじ2
 塩…小さじ1/4
 黒こしょう…適量
オリーブオイル…大さじ1/2
粉チーズ…大さじ1

作り方

① たけのこはくし形に切る。春キャベツ、クレソンは食べやすい大きさに切る。

② フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、たけのこの表面をこんがりと焼く。

軽く焼き色がつくまで焼き、香りと味をより引き出す。

③ ボウルにAの酢、塩、黒こしょうを入れて泡立て器でよく混ぜ、塩が溶けたらオリーブオイルを少しずつ加えて混ぜ合わせる。

④ 器にキャベツ、クレソンを盛り、たけのこと生ハムをのせて③のドレッシングをかけ、粉チーズをふる。

●具材を変える
生ハムの代わりに、カリッと焼いたベーコンでも。
●ドレッシングをアレンジ
シーザードレッシングなど、市販のクリーム系ドレッシングも合う。

シャキホクな食感がクセになる、
あっさり大人味の油淋鶏
たけのこと鶏肉の
コロコロ油淋鶏(ユーリンチー)

しっかり加熱するときは、かための食感の根元部分が合います。ころもをつけることで、たれがよくからみ、後を引くおいしさに仕上がります。

材料(3~4人分)

たけのこ(できれば根元)…150g
鶏もも肉…1枚(300g)
Aしょうゆ、酒…各小さじ2
 にんにくのすりおろし…少々
 しょうがのすりおろし…少々
Bしょうゆ…大さじ3
 砂糖、酒…各大さじ2
酢…大さじ1
長ねぎのみじん切り…10㎝分
片栗粉、サラダ油…各適量
パクチー(あれば)…適量

作り方

① たけのこは乱切りにする。鶏肉は食べやすい大きさに切り、Aに漬けて30分ほどおく。

② 耐熱ボウルにBを入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約30秒加熱する。砂糖が溶け、粗熱がとれたら酢と長ねぎを加えて混ぜ合わせる。

③ ①に片栗粉をまぶし、余分な粉を落とす。

④ フライパンに多めのサラダ油を中火で熱し、③のたけのこと鶏肉を順に揚げ焼きにする。器に盛り合わせて②のたれをかけ、あればパクチーを添える。

まずはたけのこからフライパンへ。カリッとしたら取り出す。

●たれをアレンジ
黒酢あんを作り、全体をあえても。
●具材をプラス
素揚げにしたししとうを加えれば、より華やかな印象に。

春を感じるたけのことコクのある牛肉がベストマッチたけのこと牛肉の簡単ちらしずし

穂先も根元も使ってにぎやかな食感に! 調味後炒めるため、酢がぐっとまろやかになり、誰もが食べやすい味に。簡単だけど華やかな1品です。

材料(2人分)

たけのこ…100g
牛こま切れ肉…100g
Aしょうゆ、酒、砂糖…各小さじ2
 酢…大さじ2
 塩…小さじ1/2
卵…2個
絹さや…4枚
温かいごはん…1合分
塩…少々
サラダ油…大さじ2

作り方

① たけのこは穂先はくし形に、根元はいちょう切りにする。牛肉は細かく切り、絹さやは塩適量(分量外)を加えた熱湯でゆで、細切りにする。

② 卵に塩を加えて溶く。フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、卵液を流し入れ、菜箸で混ぜながらいり卵を作って取り出す。

③ フライパンをサッと拭き、サラダ油大さじ1を入れて中火で熱し、牛肉を加える。肉の色が変わったらたけのこを加えてサッと炒め、混ぜ合わせたAを加え、水分が1/3量になるまで炒める。

たけのこは調味前にサッと炒めて食感よく仕上げる。

④ ごはんに②の半量と③を加えて混ぜ合わせ、器に盛って残りの②と絹さやを飾る。

●具材をアレンジ
牛こま切れ肉はひき肉にしてもOK。
●味をアレンジ
合わせ調味料にコチュジャンを加え、ごま油で炒めて韓国風にしても。

教えていただいた方

吉沼弓美子さん

プロフィール:フードコーディネーター・管理栄養士。企業で管理栄養士を務めたのち、イタリア・ボローニャのシミリ料理学校にて、イタリア家庭料理を学ぶ。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て、2005年独立。幅広いメディアで活躍中。イタリア料理教室Cucina del Cielo主宰。

まとめ

この時期よく出回っているのは「孟宗竹(モウソウチク)」で、原産地は中国。日本へは江戸時代に伝わったといわれています。特筆すべき栄養成分が、チロシン。中に白く付着している成分で、ホルモンバランスを整えたり、集中力を高める働きが期待できると注目されています。そのほか、食物繊維やカリウムも豊富です。水煮にしたものは1年中手に入りますが、ゆで立てのおいしさはこの季節にしか味わえないもの。ゆでるときはちょっと手間がかかりますが、まとめてゆでて保存すればあとはラクラク。ぜひ、トライしてみてください。