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二十四節気を味わう旬彩ごはんVol.30
週3だって食べたい!大根新レシピ

Food / 2020.01.06

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text:Mami Moroi /photo:Masayuki Ichinose /styling:Sachiko Horie

二十四節気に応じた旬の食材を使った、簡単にできる料理を紹介するこのシリーズ。今回は「小寒」で、寒さの入りという意。本格的な冬が訪れ、次の節気である「大寒」までは厳しい寒さが続きます。そんな冬の代表的な野菜が大根。大根のおいしさを再発見する、大根が主役のアレンジレシピを紹介します。

旬の今こそおいしいものを!

太くまっすぐ伸びていて、表面がなめらかでつやのあるもの。また、持ったときにずっしりと重量を感じるものがみずみずしくジューシーです。カットタイプは、断面のきめが細かく、スが入っていないものを選びましょう。先端は辛みが強く、上部は甘みが強いなど、部位によって味が違うのも大根の特徴です。

切り方によって調理は無限大、
基本の切り方だけでもこんなに!

料理に合わせて切り方を選びましょう。

輪切り

半月切り

いちょう切り

短冊切り

棒切り

細切り

せん切り

乱切り

おろし

むいた皮も使えます

むいた皮を捨てるのはちょっと待って! 大根の皮は味わい深く、ポリポリとした食感も抜群。漬けものやきんぴらで活用しましょう。

まるでたくあんみたいな歯応えがたまらない! 大根チンジャオ

たけのこの代わりに、大根でアレンジ。棒切りにした大根は、加熱しても歯応えキープ。合わせ調味料を準備し、ササッと炒め合わせるのがコツ。

材料(2人分)

大根…15㎝(380g)
牛もも薄切り肉(焼肉用)…200g
にんにく…1片

 しょうゆ、酒、片栗粉…各小さじ2

 オイスターソース…大さじ1
 みりん…大さじ2
 しょうゆ…大さじ1/2
サラダ油…大さじ1

作り方

① 大根は6〜7㎜角、5㎝長さの棒切りに、にんにくはみじん切りにする。牛肉は細切りにしてAをもみ込む。

② フライパンに油とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら大根を炒める。大根が透き通ってきたら牛肉を加えて炒め、肉の色が変わったらBを加えて炒め合わせる。

大根の色が透き通り、乳白色になったら、牛肉を加える。

●具を加える
ピーマンやパプリカ、なすやもやしを加えても。
●具をアレンジ
豚バラ肉やひき肉で作っても美味。

棒切りならこれもおすすめ!
フライド大根

材料(2人分)

大根…10㎝(約300g)

 にんにくのすりおろし…1/2片分
 顆粒コンソメ…小さじ1
 しょうゆ…小さじ2
片栗粉、揚げ油、塩…各適量
ケチャップ(好みで)…適量

作り方

① 大根は8㎜~1㎝角、5~6㎝長さの棒切りにし、Aをもみ込んで30分以上おき、片栗粉を薄くまぶす。

② 油を170度(中温)に熱し、①をカラリと揚げ、軽く塩をふる。好みでケチャップを添える。

豚肉のうまみを吸い込んだ濃厚大根に舌鼓レンチンで簡単!
大根と豚バラのボウル蒸し

重ねる豚肉に合わせて、大根は薄切りの輪切りに。味と食感のバランスがよくなり、味しみもバッチリ! 器に取り出さず、そのまま食べてもOK。

材料(直径15㎝のボウル1個、約3〜4人分)

大根…1/2本(約500g)
豚バラ薄切り肉…300g
塩、こしょう、小麦粉…各適量
酒…大さじ1
ごま油、三つ葉、ポン酢しょうゆ…各適量

作り方

① 大根は薄い輪切りにする。豚肉は塩、こしょうをふり、小麦粉を薄くまぶす。

② 耐熱ボウルに①を交互に層状に重ねて詰め、酒をふる。ラップをして電子レンジ(600W)で約7~8分加熱する。

最初は大根をボウルに

豚肉を敷いて

再び大根を敷いて

まず大根を敷き詰め、続いて豚肉を重ね、これをくり返す。最後は大根をのせて完了。

③ 器に取り出してごま油を回しかけ、三つ葉を添えてポン酢しょうゆをかける。

●味つけを変える
ポン酢しょうゆの代わりに、ごま油+塩、ナンプラー+レモンでも。
●トッピングをアレンジ
パクチーや小口切りのねぎ、みょうが+白髪ねぎも合う。

大根おろしが明太子とパスタの絶好のつなぎ役にヘビロテ必至!
おろし明太子パスタ

麺とからませるなら、おろした大根が一番。ほかの具材や調味も巻き込み、味にまとまりを出してくれます。おろしは水けをきるのを忘れずに。

材料(2人分)

大根…1/4本(約250g)
スパゲティ…160g

 明太子…1/2腹
 バター…15g
 めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
 塩…少々
こしょう…大さじ3
貝割れ菜、刻みのり…各適量
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1

作り方

① 大根はすりおろす。Aの明太子は皮を除いてほぐし、残りのAとともにボウルに合わせる。

② スパゲティは袋の表示時間通りにゆで、水けをきって鍋に戻す。おろした大根の半量、Aを加えて混ぜ合わせ、こしょうで味を調える。

鍋で混ぜれば、鍋ひとつでラクラク。余熱でなめらかに混ざる。

③ 器に盛り、残りのおろした大根、貝割れ菜をのせ、刻みのりを散らし、めんつゆをかける。

●麺を変える
スパゲティの代わりに、うどんやそうめん、そばでもおいしい。
●具材をアレンジ
明太子のほか、たらこやツナ缶、サラダチキン、カニカマでも合う。
●調味をアレンジ
バターの代わりにオリーブオイル、めんつゆの代わりに塩+レモン汁でも。

教えてくれたのは...

ほりえさちこさん

料理研究家・栄養士。大学(食物栄養学専攻)卒業後、祐成陽子クッキングスクールの講師を経て、独立。雑誌、TVなど幅広いメディアで活躍中。自身の子育て経験を生かしたアイデアあふれるレシピにも定評がある。著書に『おいしさ満点!中高生の基本のお弁当』(成美堂出版)など。

まとめ

大根の原産地は諸説ありますが、紀元前2200年のエジプトでは既に栽培されていたとか。日本での歴史も古く、弥生時代に伝わったといわれています。
分類としては、白い部分の根は淡色野菜で葉は緑黄色野菜。白い部分にはビタミンC、アミラーゼやプロテーゼなどの消化酵素のほか、消化促進や生活習慣病予防で注目されている辛み成分のアリルイソチオシアネートも含まれます。また、葉は抗酸化作用で知られるβカロテンが豊富。葉つきで販売されているときは、炒めものや漬けものなどでぜひ活用を。
保存はまるごとなら新聞紙で包んで冷暗所で、カットしたものはラップで包んで冷蔵室で保存します。ただし、葉がついたままだと養分を吸収してしまうので、必ず葉を落としてから別々に保存しましょう。
食べ方のバリエーションが増えれば、まるごと1本買っても使いきれない!なんて心配はいりません。今回のレシピを新定番に、ぜひ!