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二十四節気を味わう旬彩ごはん
vol.71 【秋分】
洋風の味わいで 里いも料理

Food / 2021.09.23

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煮っころがしなど、地味なイメージの里いもですが、じつはチーズと相性がいいなど、洋風の味わいもよく合う素材です。脱マンネリできる、アイデアたっぷりレシピを紹介します。

里いもとえびの炊き込みピラフ

里いものねっとりとした食感に、プリプリのえびが好相性。オリーブの香りと塩けもいいアクセントになっています。仕上げのバターの風味がふわりと香り、ピラフらしい満足感が。

材料〈3〜4人分〉

里いも…4個(約200g)

むきえび…200g

玉ねぎ…1/4個

黒オリーブ…40g

米…2合

A

洋風スープの素(顆粒)…小さじ1

塩…小さじ1/2

こしょう…少々

バター…15g

塩、こしょう…各少々

粗びき黒こしょう…適量

黒オリーブはぜひ加えて。好みでカレー粉を入れても。

作り方〈調理時間約10分・浸水時間、炊く時間は除く〉

1米は研いで炊飯器に入れ、水2カップを注いで30分ほど浸水させる。里いもは1㎝厚さの輪切りに、えびは片栗粉少々(分量外)をもみ込み、流水でしっかり洗って水けを拭きとる。玉ねぎは粗みじん切りに、オリーブは輪切りにする。

21の米にAを加えてサッと混ぜ、里いも、えび、玉ねぎ、オリーブを順に加えて普通に炊く。

具材を加える順番がポイント。里いもは最初に加えます。

3炊き上がったらバターを加えてさっくりと混ぜ合わせ、味をみて塩、こしょうで調える。器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。

里いもと鶏肉のチーズ焼き

みそを牛乳で溶いただけの簡単ソースですが、鶏肉にまぶした粉とたっぷりの長ねぎで、とろりとしたみそグラタン風になります。コクのあるしっかり味は、驚くほどごはんにぴったり。

材料〈2人分〉

里いも…6個(約300g)

鶏むね肉…1枚(約250g)

塩…小さじ1/4

こしょう…少々

小麦粉…適量

長ねぎ…1本

A

みそ…大さじ2と1/2

牛乳…1/2カップ

オリーブオイル…大さじ1

ピザ用チーズ…60g

粗びき黒こしょう…少々

鶏むね肉の代わりに、鶏もも肉や生さけでもおいしく作れます。
牛乳の半量を生クリームにすると、より濃厚な味わいに。

作り方〈調理時間約25分〉

1里いもは1㎝厚さの輪切りにする。耐熱皿に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で約5分加熱する。

2鶏肉はひと口大のそぎ切りにして、塩、こしょうをふり、小麦粉をまぶす。長ねぎは青い部分も含め、すべて5㎜幅の斜め切りにする。Aは混ぜ合わせておく。

3フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鶏肉を焼く。焼き目がついたら裏返し、さらに1〜2分焼く。長ねぎを加えて炒め、しんなりしたら里いもを加えてサッと炒め合わせる。

4耐熱の器2個に、それぞれ等分に、3を入れてAをかけ、チーズをのせて粗びき黒こしょうをふる。オーブントースター、またはグリルで5〜6分焼く。

こんな小さいおかずも簡単に

里いものゆずマヨサラダ

レンチンで作れるポテサラ感覚の1品。おつまみにもおすすめです。ゆずこしょうがなければ、練り辛子でも。コーンやハムを加えて子ども向きのアレンジもできます。

材料〈2人分〉/作り方〈調理時間約10分〉

里いも4個(約200g)はひと口大に切る。紫玉ねぎ1/8個は薄切りにする。耐熱ボウルに里いもを入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で4〜5分加熱する。フォークなどでざっくりとつぶし、紫玉ねぎを加えてサッと混ぜてあら熱をとる。マヨネーズ大さじ3、ゆずこしょう小さじ1/2、塩少々を加えてあえる。

秋分 しゅう ぶん

9月23日〜10月7日頃

旬の食材は里いも

今回の節気は「秋分」。昼夜の長さがほぼ同じになり、本格的な秋の訪れがやってきます。この頃から多く出回るようになるのが、里いも。土つきで表面に少し湿り気があり、ふっくらと丸みのあるものを選びましょう。カリウム、食物繊維が豊富で、独特のぬめりはガラクタンという成分によるもので、コレステロールや血圧を下げる働きが期待できます。

教えていただいた方
新谷友里江〈にいや・ゆりえ〉さん

料理家・管理栄養士。料理家・祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナー講師を経て独立。料理雑誌やファッション誌、テレビ、WEBなどでメニュー提案、スタイリングを行う。『忙しい日のできたてごはんがレンチンだけでできちゃった100』(主婦の友社)、『材料を袋に入れるだけで、定番の冷凍食品がおうちでできた!』(学研プラス)など著書多数。

まとめ

定番の煮ものに飽きたら、こんなピラフやグラタン風もぜひ試してみてください。新しいおいしさが楽しめますよ。里いもの皮をむくときは、よく洗って泥を落とし、乾かしておくと扱いやすくなります。

photo:Takako Hirose /styling:Yurie Niiya /text:Yukiko Suzuki