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二十四節気を味わう旬彩ごはん
【穀雨】
お弁当、持ち寄りにも
グリーンアスパラガス料理

Food

彩り鮮やかでさわやかな味わいのグリーンアスパラガスは今が旬。さまざまな調理に向いていますが、今回はお弁当や持ち寄りにもぴったりのごちそうメニューをご紹介します。

焼きアスパラと牛肉のバターじょうゆごはん

たっぷりのバターを絡めたごはんに、アスパラと牛肉の具を加えた混ぜごはんです。こんがり焼いたアスパラの香りとバターの風味は相性抜群。シンプル調理も嬉しいポイントです。

材料〈3〜4人分〉

グリーンアスパラガス…6〜8本

牛切り落とし肉…150g

米…2合

サラダ油…小さじ2

バター…30g

しょうゆ…適量

牛肉の代わりに、焼きのりで作っても。
香りもよく、手軽でおすすめです。

作り方〈調理時間約15分・米の浸水時間、炊く時間は除く〉

1アスパラは根元をしならせ、自然にポキッと折れる部分(根元から2〜3㎝あたり)を折り、下から4〜5㎝ほどの皮をピーラーで薄くむき、3〜4㎝長さに切る。牛肉は2㎝幅に切り、米はといで浸水しておき、普通の水加減で炊く。

根元を折り、下のほうの皮を薄くむきます。
基本のアスパラの下処理です。

2フライパンにサラダ油小さじ1を熱してアスパラを入れ、強火で香ばしい焼き色がつくまで焼く。しょうゆ小さじ1を回し入れてサッと絡め、いったん取り出す。フライパンをサッと洗って再び火にかけ、サラダ油小さじ1を熱して牛肉を広げて入れ、色が変わってきたら、しょうゆ大さじ1と1/2を加え、汁けがなくなるまで炒める。

アスパラは、最初はあまり動かさずにしっかりと焼きつけ、しょうゆを加えたら手早く絡めて。
牛肉も同様に炒めます。具に砂糖などの甘味を加えないことで、バターの甘味が際立ちます。

3炊き上がったごはんにバターを散らして加え、溶かしながらごはんをざっくりとほぐし、2のアスパラを加えて混ぜる。

4器に3と2の牛肉を段々に重ね盛りする。

アスパラとハム、チーズの揚げ春巻き

春巻きは、卵のころもをつけて揚げると口あたりがふんわりとし、揚げクレープ風の食感に。アスパラのみずみずしさと、ハムとチーズの優しい塩けで味わうので、調味いらずです。

材料〈4本分〉

グリーンアスパラガス(太いもの)…4本

スライスハム、スライスチーズ(溶けるタイプ)…各2枚

春巻きの皮…4枚

溶き卵…1/2〜1個分

揚げ油…適量

ハムは生ハムでも、スライスチーズはモッツアレラチーズタイプでもOK。

作り方〈調理時間約20分〉

1アスパラは根元をしならせ、自然にポキッと折れる部分(根元から2〜3㎝あたり)で折り、下から4〜5㎝ほどの皮をピーラーで薄くむき、長さを半分にする。ハムとチーズは半分に切る。

2春巻きの皮は角を手前にして置き、中央より少し手前にチーズとハムを1枚ずつ、アスパラ2本(1本分)を順にのせ、長方形に包んで巻き終わりに水適量をつけて留める。同様にして残り3本も巻く。

具をのせたら手前から包んで両端を折りたたみ、クルクルと手前から巻いて長方形にし、
巻き終わりの皮に水をつけて留めます。

3揚げ油を170〜180度に熱し、溶き卵を春巻き全体に絡めながら揚げ油に入れる。ときどき返しながら3〜4分、きつね色になるまで揚げる。

春巻きに溶き卵を絡めてそのまま揚げ油へ。
揚げ鍋の大きさに合わせ、1〜2本ずつ揚げていきます。油はよくきって。

こんな小さいおかずも簡単に……

アスパラと厚揚げの白あえ

豆腐の代わりに厚揚げをつぶして作る、カジュアルな白あえです。水っぽくならず、また水きりいらずで時短にも。ピーナッツバターの風味がアスパラによく合います。

材料〈2人分〉/作り方〈調理時間約10分・あら熱をとる時間は除く〉

アスパラ2〜3本は、下処理をして長さを2〜3等分にし、塩少々を加えた湯で20~30秒ほどゆでて引き上げ、同じ湯で厚揚げ(絹タイプ)約1枚(150g)をサッとゆでて油抜きをする。アスパラはあら熱がとれたら5~7㎜厚さの斜め薄切りにする。厚揚げはひと口大にちぎってポリ袋に入れ、手でもむようにして好みのなめらかさにつぶす。ボウルにピーナッツバター(加糖)大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ1、塩適量を入れ、ゴムべらなどで混ぜ合わせ、つぶした厚揚げを加えてなじませ、アスパラを加えてあえる。 *無糖のピーナッツバターの場合は、砂糖小さじ1〜1と1/2を加える。

穀雨 こく う

4月20日〜5月4日頃

旬の食材はグリーンアスパラガス

今回の節気は「穀雨」。穀物に実りをもたらす恵みの雨が、しっとりと降りそそぐ頃をさします。この時期旬を迎えるのが、アスパラ。新陳代謝アップや疲労回復効果で知られるアミノ酸の一種、アスパラギン酸を含み、強力な抗酸化作用があるといわれるビタミン類も豊富な優秀野菜です。選ぶときは、茎がまっすぐで太さが均一で、緑が濃くて穂先がしまり、切り口がみずみずしいものが新鮮です。

教えていただいた方
植松良枝〈うえまつ・よしえ〉さん

料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。野菜づくりを長年ライフワークとし、旬の野菜をたっぷりと使った料理や、世界各国のエッセンスを取り入れた料理はセンスのよさで定評がある。『春夏秋冬ふだんのもてなし 季節料理のヒントとレシピ』(KADOKAWA)『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(プレジデント社)など著書多数。

まとめ

アスパラは水けが出にくく、お弁当など持ち運びするメニューにとても便利な食材です。今回ご紹介したメニュー3品は、組み合わせて献立にすることもできます。旬ならではのおいしさを、たっぷりと楽しんでください。

photo:Takako Hirose /styling:Yoshie Uematsu /text:Yukiko Suzuki

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