WebMagazine

  1. イトーヨーカドー Webマガジン HOME
  2. Food
  3. 二十四節気シリーズ
  4. Food
  5. 和洋中のごはんもの たけのこ料理
イトーヨーカドー

close

二十四節気を味わう旬彩ごはん
【春分】
和洋中のごはんもの たけのこ料理

Food

すっかり春めいてくるこの時期、たけのこが旬を迎えます。今回は和洋中の味わいでごはんと組み合わせ、それぞれ異なる切り方でたけのこのおいしさを楽しみます。

たけのこと油揚げの梅炊き込みごはん

たけのこは大きめに切って食感を生かします。梅とふきの香りがたけのこを引き立てて、おもてなしにもお弁当にもぴったりな一品になります。

材料〈作りやすい分量・4人分〉

たけのこ(下ゆでしたもの)…200g

油揚げ…1枚

ふき…150g(正味100g)

梅干し…2個

米…2合

A

だし汁…2カップ

みりん…大さじ2

しょうゆ…小さじ1/2

塩…小さじ2/3

油揚げの代わりに、鶏もも肉にするのもボリュームが出ておすすめ。

作り方〈調理時間約15分・あら熱をとる時間、炊く時間、蒸らす時間は除く〉

1たけのこは長さを半分にし、1㎝幅のくし形に切る。油揚げは縦半分に切り、小口から1㎝幅に切る。ふきはフライパンに入る長さに切って3分ほどゆで、ザルに上げ、あら熱がとれたらスジを取り除き、1㎝幅の小口切りにする。米はサッと洗って水けをきる。

2炊飯器の内釜に米とAを入れて軽く混ぜ、油揚げ、たけのこ、梅干しを順に加えて普通に炊く。炊き上がったら梅干しの種を取り除いてふきを加え、さっくりとほぐして混ぜ、再びフタをして10分ほど蒸らす。

たけのこの下ゆでは

たけのこ2本くらいの場合。たけのこの先端を皮ごと斜めに切り落とし、縦に切り込みを入れる。たけのこが入る大きい鍋に、たけのこと水をかぶるくらいまで入れて、米ぬか約1/2カップ、赤唐辛子1本を加える。中火にかけ、沸騰したら弱火にして約1時間ゆでる。竹串がスッと通るまで柔らかくなったら火を止め、そのまま冷めるまでおく。

たけのこと生ハムのレモンバターごはん

たけのこは薄く切ってバターで炒め、レモンの風味を絡ませてからごはんに混ぜます。仕上げにふるレモンの皮がさらに香りよくアクセントに。

材料〈2人分〉

たけのこ(下ゆでしたもの)…100g

生ハム…2枚(約20g)

スナップえんどう…5本

バター…10g

A

レモン汁…大さじ1/2

塩…小さじ1/4

こしょう…少々

温かいごはん…茶碗2杯分(300g)

塩、こしょう…各少々

レモン(国産)の皮…適量

スナップえんどうの代わりに、グリーンアスパラガスでも。

作り方〈調理時間約20分・あら熱をとる時間は除く〉

1たけのこは縦半分に切り、5㎜幅のいちょう切りにする。生ハムは食べやすくちぎる。スナップえんどうはスジをとってサッとゆで、あら熱がとれたらさやを開いて斜め半分に切る。

2フライパンにバターを入れて熱し、たけのこを加えて炒める。焼き色がついたらAを加えてサッと絡める。

3ボウルにごはん、生ハム、スナップえんどうを入れ、2を加えてさっくりと混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調える。器に盛り、レモンの皮をすりおろす。

たけのこあんかけチャーハン

たけのこはなじみやすいようサイコロ状に切ってあんの具に。シンプルな卵チャーハンにかけるだけでごちそう感たっぷり。

材料〈2人分〉

たけのこ(下ゆでしたもの)…100g

豚バラ薄切り肉…80g

卵…1個

長ねぎ…1/3本(30g)

にら…1/3袋(30g)

サラダ油…大さじ1

温かいごはん…茶碗2杯分(300g)

塩…小さじ1/4

こしょう…少々

A

水…1と1/2カップ

しょうゆ、鶏ガラスープの素…各小さじ1

塩、こしょう…各少々

B

水…大さじ3

片栗粉…大さじ1と1/2

Aのしょうゆの代わりにオイスターソースにすると、本格的な味わいに。

作り方〈調理時間約30分〉

1たけのこは1.5㎝角に、豚肉はひと口大に切る。卵は溶きほぐす。長ねぎはみじん切りにし、にらは3㎝長さに切る。Bは混ぜ合わせておく。

2フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、長ねぎを炒める。しんなりしたら溶き卵を加えて炒め、半熟状になったらごはんを加えて炒め合わせる。パラっとしたら塩、こしょうで味を調える。小さなボウルなどで型抜きして器に盛る。

32のフライパンをサッと拭いて残りのサラダ油大さじ1/2を熱し、豚肉を炒める。色が変わったらたけのこを加えてサッと炒め、Aを加える。煮立ったら弱火にし、にらを加えてサッと煮て、しんなりしたら再びよく混ぜたBを回し入れてとろみをつけ、2のチャーハンにかける。

春分 しゅん ぶん

3月21日〜4月4日頃

旬の食材はたけのこ

今回の節気は「春分」。昼と夜が同じ長さになる日で、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。この時期から旬を迎えるのがたけのこです。たけのこは食物繊維やカリウムが豊富。付着している白い成分・チロシンは、タンパク質の元となるアミノ酸の一種で、脳を活性化させ、集中力を高める働きなども期待できます。何より鮮度が命の生のたけのこは、根元の切り口が白くてみずみずしく、穂先までしっかり巻いていて、ずっしりと重いものを選びましょう。また皮の色は薄い色合いで、しっとりとして乾いていないものがおすすめです。

教えていただいた方
新谷友里江〈にいや・ゆりえ〉さん

料理家・管理栄養士。料理家・祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナー講師を経て独立。料理雑誌やファッション誌、テレビ、WEBなどでメニュー提案、スタイリングを行う。『作りおき やせスープ』『コンテナですぐできレンチンひとり分ごはん』(ともに主婦と生活社)など著書多数。

まとめ

たけのこは特に春を感じる野菜のひとつ。切り方や調理法、調味によって使いみちはさまざま。旬のこの時期は生のたけのこを下ゆでして、たっぷりといただきたいものですね。

photo:Takako Hirose /styling:Yurie Niiya / text:Yukiko Suzuki

Related あわせて読みたい!関連記事

Feature特集

Follow Us

イトーヨーカドー公式SNSをフォローして
お得な情報をGET!