
サステナビリティ活動基本方針/推進体制
サステナビリティ活動基本方針
創業以来「お客様、取引先、株主、社員に信頼される誠実な企業でありたい」と社是に掲げ、ステークホルダーの立場に立った「ステークホルダー経営」に努めてきました。
近年、社会は大きく変化し、ステークホルダーを取り巻く環境も日々変化を続け、ステークホルダーの期待や要望も変化しています。こうした変化に対応し、本業を通じてステークホルダーの抱える課題の解決に貢献できるように努力を続けています。
サステナビリティの重点事項
ステークホルダーのご意見をもとに、取り組むべき重点事項を抽出しています。
コンプライアンス |
|
---|---|
お客様への約束 |
|
お取引先への約束 |
|
地域社会への約束 |
|
社員への約束 |
|
環境についての約束 |
|
7つの重点課題(マテリアリティ)
2022年春、セブン&アイグループは企業として取り組むべき課題を見直し、「7つの重点課題」を策定しました。お客様や従業員、お取引先などの期待に応えるグループであるために、7つの重点課題を軸に、ステークホルダーの方々との対話を通じて多様化する社会課題の解決に向け、グループ全体で取り組んでいます。
7つの重点課題 | IYの取り組み内容(一例) |
---|---|
1.お客様とのあらゆる接点を通じて、地域・コミュニティとともに住みやすい社会を実現する |
|
2.安全・安心で健康に配慮した商品・サービスを提供する |
|
3.地球環境に配慮し、脱炭素・循環経済・自然と共生する社会を実現する |
|
4.多様な人々が活躍できる社会を実現する |
|
5.グループ事業を担う人々の働きがい・働きやすさを向上する |
|
6.お客様との対話と協働を通じてエシカルな社会を実現する |
|
7.パートナーシップを通じて持続可能な社会を実現する |
|
環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」
セブン&アイグループは、これまでさまざまな社会環境の変化に、価値ある商品やサービスの提供を通じて対応し、豊かで便利なくらしの実現に努めてまいりました。その一方で、さまざまな環境問題や外部不経済などの社会課題が顕在化し、社会の持続的発展にはその解決が急務となっています。
このような現状認識に基づき、全国の店舗ネットワークとサプライチェーン全体で、さらなる環境負荷低減を推進し、豊かな地球環境を未来世代に繋いでいくため、グループ全従業員が一丸となって取り組んでまいります
目指す姿 | 具体的な取組 | 2030年の目標 | 2050年の目指す姿 |
---|---|---|---|
脱炭素社会 | CO2排出量削減 | グループの店舗運営に伴う排出量50%削減(2013年度比)。 | グループの店舗運営に伴う排出量実質ゼロ。 |
自社の排出量(スコープ1+2)のみならず、スコープ3を含めたサプライチェーン全体で削減を目指す。 | |||
循環経済社会 | プラスチック対策 | オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する容器は、環境配慮型素材(バイオマス・生分解性・リサイクル素材・紙、等)50%使用。 | オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する容器は、環境配慮型素材(バイオマス・生分解性・リサイクル素材・紙、等)100%使用。 |
プラスチック製レジ袋の使用量ゼロ。使用するレジ袋の素材は、紙等の持続可能な天然素材にすることを目指す。 | ー | ||
食品ロス・食品リサイクル対策 | 食品廃棄物を発生原単位(売上百万円あたりの発生量)50%削減(2013年度比)。 | 食品廃棄物を発生原単位(売上百万円あたりの発生量)75%削減(2013年度比)。 | |
食品廃棄物のリサイクル率70%。 | 食品廃棄物のリサイクル率100%。 | ||
自然共生社会 | 持続可能な調達 | オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する食品原材料は、持続可能性が担保された材料50%使用。 | オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する食品原材料は、持続可能性が担保された材料100%使用。 |
※目標は、社会環境変化に応じて見直してまいります。
サステナビリティ推進体制
イトーヨーカ堂は、セブン&アイHLDGS.のサステナビリティ統括委員会と連携してサステナビリティの推進に努めています。
持続可能な開発目標(SDGs)への対応
「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals)」は2030年までに、すべての人に平和と豊かさを確保するために社会・経済・環境面における持続可能な開発を目指し、2015年に国連サミットで採択された国際社会共通の目標です。これまで、ステークホルダーの声を活かした事業活動を行ってきた当社もこの目標に賛同し、引き続き本業を通じて社会課題の解決に貢献していきます。
スコープ3の算定
環境省・経済産業省の「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer2.1」に沿って、サプライチェーン全体におけるCO2排出量「スコープ3」を算定しています。この算定結果をふまえ、サプライチェーン全体でのCO2排出量のさらなる削減を目指します。
※スコープ3:自社排出量以外の原材料・商品の調達・配送・商品使用・廃棄過程から出るCO2排出量
TCFD提言への対応
気候変動問題が年々深刻さを増す中、気候変動の影響を受けても、お客様の暮らしを支える商品・サービスを提供し続けることが、 セブン&アイグループの責任です。セブン&アイグループの国内店舗は、毎日2,220万人のお客様にご利用いただいています。多くのお客様をはじめとしたステークホルダーの皆様への責任を果たすために、TCFD提言に対応して気候変動による「リスク」と「機会」を分析し、持続可能な経営に活かしてまいります。