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サステナビリティ活動基本方針/推進体制

サステナビリティ活動基本方針

創業以来「お客様、取引先、株主、社員に信頼される誠実な企業でありたい」と社是に掲げ、ステークホルダーの立場に立った「ステークホルダー経営」に努めてきました。
近年、社会は大きく変化し、ステークホルダーを取り巻く環境も日々変化を続け、ステークホルダーの期待や要望も変化しています。こうした変化に対応し、本業を通じてステークホルダーの抱える課題の解決に貢献できるように努力を続けています。

サステナビリティの重点事項

ステークホルダーのご意見をもとに、取り組むべき重点事項を抽出しています。

コンプライアンス
  • コンプライアンスの徹底
お客様への約束
  • 安全・安心な商品・サービスの提供
  • 安心して利用できる店舗づくり
  • お客様の声への誠実な対応
  • 個人情報の管理
お取引先への約束
  • 公正取引の徹底
  • お取引先との連携
地域社会への約束
  • 地域のインフラとして安全・安心な街づくりへ貢献
  • 店舗を活かした地域への貢献

  • 災害からの復興支援
  • 社会・文化貢献活動
社員への約束
  • 多様な人材の活躍推進
  • 公正な評価・処遇
  • ワーク・ライフ・バランスの実現
  • 人権の尊重と働きやすい職場づくり
環境についての約束
  • 環境負荷の適切な把握
  • 低炭素社会に向けた
    エネルギーの効率的な利用
  • 循環型社会の構築に向けた
    資源の有効活用
  • 環境意識の啓発
  • 環境に配慮した商品・サービスの提供

7つの重点課題(マテリアリティ)

2022年春、セブン&アイグループは企業として取り組むべき課題を見直し、「7つの重点課題」を策定しました。お客様や従業員、お取引先などの期待に応えるグループであるために、7つの重点課題を軸に、ステークホルダーの方々との対話を通じて多様化する社会課題の解決に向け、グループ全体で取り組んでいます。

7つの重点課題 IYの取り組み内容(一例)
1.お客様とのあらゆる接点を通じて、地域・コミュニティとともに住みやすい社会を実現する
  • 各自治体との地域包括連携協定・災害協定の締結
  • お届けサービス・移動販売の推進(とくし丸、ネットスーパー、OniGO)
  • 認知症バリアフリー宣言登録、認知症サポーターの養成
2.安全・安心で健康に配慮した商品・サービスを提供する
  • 品質管理体制の構築
  • 食品の安全・安心への取り組み(「顔が見える食品。」など)
  • 健康に配慮した商品の販売
  • 栄養成分の表示
3.地球環境に配慮し、脱炭素・循環経済・自然と共生する社会を実現する
  • 省エネ活動、太陽光パネルなどの再エネ導入促進
  • ペットボトル回収などのサーキュラーエコノミー推進
  • 食品ロス削減、食品リサイクル推進(セブンファーム)
  • 持続可能な原料調達(各種認証商品の販売)、従業員の環境教育(エコ検定)
4.多様な人々が活躍できる社会を実現する
  • 店舗でのマタニティ育児相談実施、ちびっこ職場体験、小中学校の体験学習受け入れ
  • ユニバーサルデザインを採用した店舗づくり、ノーマライゼーション推進
5.グループ事業を担う人々の働きがい・働きやすさを向上する
  • エンゲージメント向上委員会設置、従業員の能力向上支援
  • 女性活躍推進、健康経営の推進
  • 従業員への人権啓発、障がい者雇用の促進
6.お客様との対話と協働を通じてエシカルな社会を実現する
  • お客様相談窓口の設置とお客様の声収集
  • 店舗フードドライブの実施
  • 募金活動、ベルマーク活動
7.パートナーシップを通じて持続可能な社会を実現する
  • お取引先CSR監査
  • 社会インフラとしてのサービス拡充

環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」

セブン&アイグループは、これまでさまざまな社会環境の変化に、価値ある商品やサービスの提供を通じて対応し、豊かで便利なくらしの実現に努めてまいりました。その一方で、さまざまな環境問題や外部不経済などの社会課題が顕在化し、社会の持続的発展にはその解決が急務となっています。
このような現状認識に基づき、全国の店舗ネットワークとサプライチェーン全体で、さらなる環境負荷低減を推進し、豊かな地球環境を未来世代に繋いでいくため、グループ全従業員が一丸となって取り組んでまいります

目指す姿 具体的な取組 2030年の目標 2050年の目指す姿
脱炭素社会 CO2排出量削減 グループの店舗運営に伴う排出量50%削減(2013年度比)。 グループの店舗運営に伴う排出量実質ゼロ。
自社の排出量(スコープ1+2)のみならず、スコープ3を含めたサプライチェーン全体で削減を目指す。
循環経済社会 プラスチック対策 オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する容器は、環境配慮型素材(バイオマス・生分解性・リサイクル素材・紙、等)50%使用。 オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する容器は、環境配慮型素材(バイオマス・生分解性・リサイクル素材・紙、等)100%使用。
プラスチック製レジ袋の使用量ゼロ。使用するレジ袋の素材は、紙等の持続可能な天然素材にすることを目指す。
食品ロス・食品リサイクル対策 食品廃棄物を発生原単位(売上百万円あたりの発生量)50%削減(2013年度比)。 食品廃棄物を発生原単位(売上百万円あたりの発生量)75%削減(2013年度比)。
食品廃棄物のリサイクル率70%。 食品廃棄物のリサイクル率100%。
自然共生社会 持続可能な調達 オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する食品原材料は、持続可能性が担保された材料50%使用。 オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する食品原材料は、持続可能性が担保された材料100%使用。

※目標は、社会環境変化に応じて見直してまいります。

サステナビリティ推進体制

イトーヨーカ堂は、セブン&アイHLDGS.のサステナビリティ統括委員会と連携してサステナビリティの推進に努めています。

CSR推進体制

持続可能な開発目標(SDGs)への対応

「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals)」は2030年までに、すべての人に平和と豊かさを確保するために社会・経済・環境面における持続可能な開発を目指し、2015年に国連サミットで採択された国際社会共通の目標です。これまで、ステークホルダーの声を活かした事業活動を行ってきた当社もこの目標に賛同し、引き続き本業を通じて社会課題の解決に貢献していきます。

Sustainable Development Goals

スコープ3の算定

環境省・経済産業省の「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer2.1」に沿って、サプライチェーン全体におけるCO2排出量「スコープ3」を算定しています。この算定結果をふまえ、サプライチェーン全体でのCO2排出量のさらなる削減を目指します。

※スコープ3:自社排出量以外の原材料・商品の調達・配送・商品使用・廃棄過程から出るCO2排出量

TCFD提言への対応

気候変動問題が年々深刻さを増す中、気候変動の影響を受けても、お客様の暮らしを支える商品・サービスを提供し続けることが、 セブン&アイグループの責任です。セブン&アイグループの国内店舗は、毎日2,220万人のお客様にご利用いただいています。多くのお客様をはじめとしたステークホルダーの皆様への責任を果たすために、TCFD提言に対応して気候変動による「リスク」と「機会」を分析し、持続可能な経営に活かしてまいります。