イトーヨーカドー
セブン&アイ・ホールディングス

トップメッセージ

(株)イトーヨーカ堂 代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 亀井 淳

東日本大震災で被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
イトーヨーカドーにおいても、東北地方の店舗で大きな被害が発生しましたが、地域のお客様の生活に必要な商品を提供するという小売業の使命感のもと、グループ力を結集して復旧にあたり早期の営業再開を実現しました。

今回の震災では、改めて次の点について深く考えさせられました。

第一に、小売業の使命について。被災した石巻あけぼの店では、店長の的確な判断と社員の努力により、震災発生から3時間後には、店頭で生活必需品の販売を開始しました。同様に本部でも、震災発生直後に対策本部を設置し、緊急支援物資の手配など被災地支援のための体制を整えるとともに、商品の調達・物流体制の再構築にグループが一丸となって取り組み、翌日からはイトーヨーカドー全店舗での営業再開を実現しました。
社員は、「お客様が必要とされる商品を提供し続けることが小売業の使命である」という思いや、「地域の皆様の毎日の生活を支える『生活拠点』でありたい」という責任感のもと震災への対応にあたり、自らの仕事の意義を実感したことと思います。こうした使命感・責任感を大切にし、今後さらに、我々の事業を通じた社会への貢献について考えを深めてまいります。

第二は、お取引先のご協力への感謝について。震災の中、弊社のために商品を製造して頂いたお取引先、さらに日用品および生鮮品は首都圏から、また冷凍食品は首都圏と北海道から東北エリアに商品を届けていただいた物流のお取引先など、早期の営業再開・営業継続は、多くのお取引先のご協力があって実現したものです。「サプライチェーンマネジメント」が昨今のCSR活動のキーワードとなっていますが、今回の震災では、商品が製造されお店に納品、そしてお客様の手元に届くまでに多くのお取引先が関わっていることを再認識致しました。今後とも、お取引先との信頼関係を築き、お客様に安全・安心な商品を提供するために連携を深めていきたいと考えています。

イトーヨーカドーは、「より上質で豊かな生活提案」をめざし、店舗づくりや商品・サービスの改革を進めています。生産履歴をインターネットでご確認いただける「顔が見える食品。」や、国内の優れたお取引先と連携して高品質な商品の開発を行う「Made in JAPAN」など、お客様の安全・安心にお応えする商品をお届けしています。こうした取り組みとあわせて、地球環境と調和した事業活動の推進に取り組んでいます。2010年7月には、セブンファーム富里で実施している循環型農業を全国に拡大し、地域農業の活性化に貢献していくことを目的に、農業事業の中核会社「㈱セブンファーム」を設立しました。2010年度中に新たに「セブンファームつくば」「セブンファーム三浦」「セブンファーム深谷」を設立し、2012年度末までに、全国10箇所での展開を計画しています。また、2010年9月にオープンしたアリオ橋本では、国内最大規模のLED照明や大規模な太陽光発電パネルなどの最先端の省エネ施策を実施しました。環境配慮のほかにも、車椅子専用駐車場やデジタルインフォメーション等のユニバーサルデザインの考えを採り入れ、どなたにでも快適にお買物いただける店舗づくりに努めました。

セブン&アイグループの社是に掲げる「信頼される誠実な企業」であるために、今後も、ステークホルダーとの対話を大切にしながら、震災の経験も踏まえ、イトーヨーカドーは地域の「生活拠点」として事業活動を通じて社会的責任を果たしてまいります。

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